Vision
すべての義足ユーザがブレードで日常的に楽しく走れる社会を目指して
パラリンピックなどの競技でブレードで駆け抜けるパラアスリートは障害者の考え方を少しずつ変えてきました。しかし、ブレードはアスリートが競技するためのものではなく、ただ走るためのツールです。そして走ることは、すべての人にとって最も敷居の低いスポーツの1つです。Blade for Allは走りたいと思う義足ユーザが日常的に楽しく走ることができる社会、ブレードの民主化を目指します。
課題
ブレードで走るためには下記のような様々な課題があらゆるプロセスの中に点在しています。これらの課題の包括的な解決を目指すグランドデザインが必要となります。
お金がかかる
経験のある医療従事者が少ない
自分で義足を付け替えることにリスクが生じる
トレーニング方法がわからない
周囲の方々の理解が得られない
など
アプローチ

研究開発
- ブレードを含む安価な義足パーツの開発
- ブレードで走ることによる身体/心理的変化などの追跡調査

個別対応モデル構築
- 走りたいと思っている義足ユーザを個別に走るまでをサポート
- 行政やユーザを担当する義肢装具士との連携

コミュニティ形成
- ランニングイベント、クリニックの開催
- オンラインイベント開催
- オンラインコミュニティ運営

教育ツール
- 個々の状況に応じた対応マニュアルの作成
- ブレードで走るためのトレーニング手法の紹介
- 体験用義足を用いたブレードで走ることへの理解の普及
テクノロジー
義足ユーザがブレードで走るための最も大きな課題は、ブレードなどの義足パーツが非常に高価であるということです。 Xiborgはこれまでトップアスリートのためにブレードを含む様々な技術を開発してきました。その中で培われたノウハウを、今度は誰もが楽しく走るための義足技術に役立てていきたいと考えています。
社会的インパクト
レガシーとして
スポーツをすることは、アスリートのためのものではなく、誰もが持つべき権利です。これまでスポーツを制限されてきた障害者がスポーツを日常的にできるような環境を整備することは、当事者のそして社会全体のWell-Beingの実現につながり、さらには持続可能な開発目標(SDGs)の実現にもつながります。
D2C(Direct to Consumer)
スポーツ用品店で好きなランニングシューズを買って走るように、スポーツ用のブレードも自分で買って、好きな時に走れるような自立できる環境を目指しています。
チーム
アスリート
春田純(ウォーターワークス)
池田樹生(DAC)
佐藤圭太(トヨタ自動車)
山本篤(新日本住設)
Jarryd Wallace
静岡県障害者スポーツ協会
複数の義肢装具製作所
全体統括


現在パイロットスタディとして、東京都や静岡県で行政やユーザから直接連絡いただいた方の個別対応を進めております。今後はこれらの事業を義足パラアスリート、地方競技団体、義肢装具製作所と連携し、広げていこうと考えております。もし、我々の事業にご興味がある方がいらっしゃったらこちらから連絡をください。